国際教育教材体験フェアin滋賀に参加しました
TIE会員外部研修補助制度を利用して、2月19日(土)に開催された滋賀県国際協会主催の「国際教育教材体験フェアin滋賀」に参加してきました(JICA大阪国際センター共催)。
まずは「ブラジルボックス」のワークショップに参加しました。この箱の中には、ブラジルに関する写真や小物がたくさん詰まっています。クイズ形式で進めることによって、五感を使ってブラジルを知ることが出来ます。
さて、次の写真は私のグループに配られた小物ですが、いったい何に使うかわかりますか?
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正解はこちら。
①はアメを包むための紙です。ブラジルでは子どもからお年寄りまで、誕生日を盛大に祝うのだそうです。
②はシマホンと呼ばれる茶器で、マテ茶を飲むのに使います。
③はピラルクという魚のうろこです。爪を研いだり、アクセサリーとして使ったりします。
この他に、JICA大阪国際協力推進員によるコゲロ村のワークショップやJICA教師海外研修参加者による公開模擬授業、非識字体験ワークショップ「ここは、何色?」の分科会が行われました。どの分科会もすぐに学校の授業に取り入れられるような内容でした。
一方的に講義を聴くだけではなく、体を動かしたり皆で意見交換したり自ら考えることによって、より効果的な学びにつながります。ぜひ皆さんも参加体験型の授業を実践してみてはいかがでしょうか。
今回使用した教材について詳しく知りたい方は、JICA大阪と滋賀県国際協会までお問合せください。
■滋賀県国際協会
http://www.s-i-a.or.jp/index.htm
■JICA大阪
2010年度総会を行いました

ファシリテーター入門講座(ふりかえりシートより抜粋)
3月20日(土)~21日(日)にTIE主催でファシリテーター入門講座を開催しました。今回のテーマは「質問力」。質問力を鍛えるための研修や、アクティビティたっぷり体験などを行いました。参加者は11名とやや少なかったものの、その分中身の濃い研修会になりました。
ふりかえりシートから参加者の感想を抜粋して紹介します。
1.良かったこと
・ ファシリテーターとして身につけたいと思っていたスキルについて、その手がかりがつかめた。
・ 全員が発言しやすい雰囲気だった。
・ 自分の弱いところに気づけたことが良かった。
・ 全体会で、参加者がファシリテーターになったつもりで質問やお題を考えてみるのがよかった。
・ 自分なりに「クリティカルな質問」を理解し、出せるようになったと思う。
・ 柔軟な対応で小さな疑問もとばすことなく進めてくれたので、その都度解くことができ、気持ちがよかった。
・ 共に学び合える仲間がいることに感謝です。
2.わるかったこと
・ 自分の学びたいことをもう少し準備していけばよかった
・ グループワーク中、共通理解が図れないまま話していたようで消化不良な場面があった。
・ もう少し参加人数がいたらもっと良かったと思う。
3.気づいたこと
・ 自己紹介のとき、自分のことを理解してくれた相手が自分を紹介してくれたほうが、自己紹介するよりも嬉しい(いそがしデート)。
・ 目的が同じ人たちと学習することの充実感・・・・・・・これが生きる力(^-^)
・ 同じ単語・言葉を使っていても付与する意味やニュアンスが違うことが多く、すり合わせ作業が必要。
・ WSだけでなく、授業などでも質問力は応用できる。
・ 「クリティカルな質問」はともすると「詰問」になってしまうが、質問するときに「言葉を選ぶこと」と、答えをもらった後の「フォロー(きちんとした対応)」によって「詰問化」を防げることに気がついた。
・ そもそも問題とされていることは本当に問題なのか、ということを考えてみる視点が必要(哲学的思考)。
4.これからやろうと決めたこと
・ 話し合いの際は頭の中でそれぞれの意見の要点を抽出し、類似点を見つけ、つなげ、まとめていく練習をしていきたい。
・ 新たにワークショップを 開発する。いろんな分野でワークショップを実施する。
・ 自分の考えや想いを話すまえに、相手に「あなたは、どう想いますか?」とか「あなたのアイデアは?」と聴くことを大切にしてみようと思う。
・ WSを組み立てるときに、目的(そもそも論)をよく考えること。
・ 資料の選び方・出し方を再検討する。
・ 哲学に関する本を読む。展示してあった書籍を購入して読む。
参加された皆さんどうもありがとうございました。またご一緒しましょう。